本日は実際に神戸で過去にあった悪質業者の実例を一つ取り上げてみます(探偵業法が施行される平成19年以前のお話ですが)。
 今回の実例は何件かの調査会社(探偵・興信所)に相談に行かれて、最終的には当事務所で調査を行った方から、調査契約が終わったのちに興味深い話をお聞きすることがあったので、それをお話させていただきます。

 彼女(相談者)はネットで神戸を中心に3,4件の調査会社をピックアップし、その中の1件にまず、電話で問い合わせることにした。その調査会社をピックアップしたのはホームページの謳い文句にこうあったからだと言われた。

「完全成功報酬!結果が出なければ料金はいただきません!」

 彼女の抱えた問題はご主人の浮気問題だったので、この謳い文句だと当然「証拠が撮れなければ料金は一切掛からないのね」と普通は思うはず。また、「証拠が撮れるまでまでやってくれる」と頼もしく思えたのかも知れません。

 さて、少々緊張しながらも電話をかけてみる。簡単な相談内容を話したのち、すぐに「お会いしてお話しませんか?」と事は運ぶ。ここで彼女はネットでよく見ていた「悪徳業者の見分け方」のマニュアルの一つ「直接事務所に赴いて相談したい」と希望を述べる。
 すると「狭くて調査員も出入りしているので、ゆっくりお話ができない」と断られる。それでも事務所に伺いたいと再度申してものらりくらりとはぐらかされる。

 このようなやりとりの最中「怪しい・・・やめとこうか」との考えも頭によぎったらしいが、上記の謳い文句の魅力が捨てきれず、結局、外で会うことになり、日時と場所を決めて電話を切った。
 場所は新神戸駅の改札付近で待ち合わせである・・・

②に続く・・・


※悪徳業者の見分け方① 「事務所が実際に存在するか?」

 これは架空の住所を営業所としてホームページ等に記載し、実在しない事務所(営業所)をあたかもあるように見せかけている悪質な手口です。
 業者側の意図は、全国的に展開している大手調査会社を装うためと思われます。
簡単な見分け方は以下、

1.記載された住所に直接出向いてみる。または事務所に出向いて相談したいという意向を述べる。
2.電話の連絡先がフリーダイヤルのみ。


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